一般的にカーテンは織り方や風合いによって様々な種類かありますが、
今回は日頃相談等の多い「遮光カーテン」について紹介します。
最近、カーテンの選び方として「遮光性」を重視される方が増えています。
(マンションや戸建の出窓など、雨戸の無い窓が増えている影響か??)
特に寝室等の場合、前回お話した「建築驅体における“窓”」的な考え方による選択とも言えますが、
「とにかく日を遮って欲しい」という意見や、(夜のお仕事の方に多い(^^ゞ )
日を遮りつつ、同時に寝室=『プライベートな空間』とゆう事で、色柄等にお好みのモノを・・・というのを尊重される方もいらっしゃいます。
(ちょっとおおげさかもしれませんが、人生の半分近くを寝室で過ごす訳です。)

普通のドレープ地の裏に遮光生地を縫い付ける方法(従来からあった裏地付きカーテン)・・・A
遮光生地にプリント等の彩色を施す方法(俗に遮光プリントと呼ばれる)・・・B
の二つがあり、さらに遮光生地の製法にも、生地を織り上げる段階で黒い糸を織り込んで作る「暗幕地」と、
生地の裏面に樹脂等でコーティングを施す方法があり、特に後者は生地の織り目も埋めてしまうので「完全遮光」の生地が
作りやすい。
“A”のタイプの遮光カーテンのメリットとしては、お好みのドレープ地で作ることが出来る。
実質、生地が二重になるので防寒等の断熱効果も期待できる。
反面、生地が二重になる分、重量が増すので開閉の操作やカーテンレールへの負担が大きくなる。
また加工賃が表地・裏地双方に加算されるケースが殆どなので、一窓あたりの予算が割高になる。
“B”のタイプのメリットは、一枚布なのでAのデメリットを克服しているが、反面、生地自体の柄等は限られてしまう、
また「暗幕地」の場合は生地に黒い糸を織り込んでいる性質上、プリントの発色がくすんだ色合いのモノに成りやすい点。
コーティング生地については生地の風合いが“ゴム”や“ビニール”っぽい感じのモノが多く、好みが別れやすい点や
大半がドライクリーニング指定である。等のデメリットがあります。
(最近は、一部の商品に「レーヨンフロッキー」と呼ばれるソフトな風合いのコーティングも出てきましたが・・・)

ところで、遮光カーテンの遮光性能はJISで下記の様に等級化されております。
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遮光率 (JIS-L-1055) |
照度 受光部照度 |
照度に関する参考状態表現 |
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99.99%以上 |
0ルクス超〜10ルクス以下 |
人の顔の表情が識別できないレベル |
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99.80%以上〜99.99%未満 |
10ルクス超〜200ルクス以下 |
人の顔あるいは表情がわかるレベル |
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99.40%以上〜99.80%未満 |
200ルクス超〜600ルクス以下 |
人の表情がわかるが事務作業には暗いレベル |
条件:60ワットの電球を点けたスポットランプ・・・実際の太陽光は、もっと弱い光です。
まずは、特に“遮光性”と、うたわれていない普通の生地
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モノが多数あります。(家庭向け遮光カーテンではこのタイプが最も多いです。)また、裏地として使用する
場合は、表地の遮光性がプラスされるので遮光率が高くなります。
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ただし、完全遮光の生地を使用する場合でも、カーテンレールの上部や脇やスソからの光漏れがある場合は必然的に部屋が明るくなってしまいます。(特に装飾ウッドレール等の場合は、壁面からの張り出しが大きいので遮光効果が殆ど期待できないことも・・・)
寝室などで出来る限り部屋を暗くしたい場合には、カーテンボックスの設置などトータル面での施工が必要な場合もあります。
また、遮光カーテンをオーダーする際は、特にサイズ間違いの無いように・・・(どんなカーテンを作るときも基本ですが)、遮光生地の場合万一サイズ直しをしなければならなくなった時、前に縫製したときのミシン穴から点状の光り漏れが発生する恐れがあります。(ピンホールと言って意外と目立ちます。)
時々「レースカーテンも掛けるから遮光されるでしょう」 とお考えの方がいらっしゃいますが、白のレースカーテンの場合、逆に光を拡散する効果があるので遮光性は期待できないです。
また、お部屋の状況によってはカーテンだけでなく、遮光スクリーンや高遮光ブラインド等と併用する方法も考えられます。